“メタボリックシンドローム”は「内蔵脂肪症候群」といわれていることは、すでにご説明をさせていただきました。
ここで復習の意味も込め確認をすると「私たちの内臓の間にたまる脂肪の多い人」とも言えます。
その原因は不健康な生活習慣にあります。つまり食事(栄養)と運動(身体活動)のアンバランスです。 逆にいえばそのアンバランスを改善すればメタボリックシンドロームになる可能性は低くなるということです。
今回はその運動についてご説明をさせていただきます。
厚生労働省の厚生科学審議会地域保健健康増進栄養部会において生活習慣病対策の標語として「1に運動 2に食事、しっかり禁煙、最後にクスリ」として運動の重要性をうたっています。
国としても上記標語とともに「健康づくりのための運動指針2006」をメタボリックシンドローム対策の一環として平成18年7月に作成しています。
これによりますと、推奨される身体活動量としては、3メッツ以上の身体活動で、1週間に23メッツ・時(エクササイズ)、そのうち1時間以上は、4メッツ・時(エクササイズ)となっています。
これを聞いただけではどんな運動をどのくらいやればよいかがまったく分かりません。

「メッツ・時とは」

これは運動強度の指数である“メッツ”と運動時間(時間)をかけたものであり、身体活動や運動等でのエネルギー消費計算がしやすい特徴があります。
あまりこの“メッツ・時”はなじみのある言葉ではありませんが、今後たくさん目にするようになると思います。

「メッツ」とは?

これは身体活動の強さを安静時の何倍に相当するかを表す単位で、座って静かにしているときが1メッツ、普通に歩くときが3メッツくらいになります。

「エクササイズ」とは?

“エクササイズ”はここでは単に運動という意味でなく、身体活動の量を表す単位で、上記の“メッツ”に“時間(時)”をかけたものをいいます。

3メッツ以上の運動