プロテインについて正しく知る。
ダイエットのため、スポーツの競技能力を高めるため、理想的なカラダを目指している全ての人にプロテインの摂取をおすすめします。

筋肉量を増やすのに必要なタンパク質を日々の食事から摂ろうとすると、余分な脂質や糖質を一緒に摂ってしまうことが多く、筋肉だけでなく脂肪も同時に増えてしまう可能性があります。その点、プロテインは良質なタンパク質と運動時に必要な栄養素をメインに作られている食品であるため、余分なカロリーを抑えてカラダ作りに必要な栄養素を効率よく摂取することができるのです。

プロテインの認知度は確実に向上しつつありますが、まだまだ、誤解を招いている部分が多くあることも事実。
プロテインは日々運動を頑張るあなたの強い味方。プロテインについて正しく知り、運動習慣に取り入れていきましょう。

プロテインの種類を知る

プロテインを飲み始めようと思ったものの、さまざまな種類があって、困ってしまった経験はありませんか?

それらの大きな違いは主に「何を原料に作られているのか」ということ。
それぞれをわかりやすく解説します。

ホエイプロテイン

ホエイプロテインとは、牛乳に含まれるタンパク質の一種です。
ヨーグルトの上澄みにできる液体などのことをホエイ(乳清)といい、これを原料にして作られています。
ホエイにはタンパク質の他に、ミネラルや水溶性ビタミンが含まれます。

ホエイプロテインの特徴

  • 体内への吸収速度が早い
  • 多くのアミノ酸が含まれている
  • 値段が少し高い

トレーニングや運動で使用した筋は素早く修復させる必要があるため、運動やトレーニングをされている方は「体内への吸収速度が早い」という点でホエイを選ぶと良いでしょう。
また、世の中のプロテイン関連の商品は「ホエイ」の物が多いため、味や商品の選択技が増えるという点もメリットであると言えます。

牛乳を飲んだ時にお腹がゴロゴロとなるような方は、ホエイプロテインでも同じ症状が出ることがあります。

カゼインプロテイン

ホエイプロテインと同じくカゼインプロテインも牛乳を主成分とします。

カゼインプロテインの特徴

  • 不溶性で固まりやすく、胃の中での滞留時間が長く、体内への吸収速度がゆっくりであること
  • 消化吸収率が高いこと

体内への吸収がゆっくりであるため、お腹に溜まりやすく、ダイエット中の「間食」に適していると言えます。
また、眠っている間に分泌される「成長ホルモン」はタンパク質の吸収を促すため、ゆっくり吸収されるカゼインプロテインは、就寝前に飲むと効果的です。

睡眠中以外でも、移動中、仕事中など長時間にわたって栄養補給が出来ないシチュエーションに適しています。

ソイプロテイン

ソイプロテインの「ソイ」は大豆のソイからきており、大豆を原料にして作られています。 牛乳(動物性たんぱく質)を原料に作られている「ホエイ」や「カゼイン」とは異なり、大豆が原料であるため、「植物性のタンパク質」を効果的に摂取することが可能です。

ソイプロテインの特徴

  • 価格が比較的安い
  • 消化吸収速度がゆっくりであること
  • 大豆イソフラボンを同時に摂取できる
  • ビーガンやベジタリアンの方も積極的に摂取できる

カゼイン同様に体内への吸収がゆっくりであるため、お腹にも溜まりやすく、イソフラボンも同時に摂取できるので美容、ダイエットに適しているプロテインといえます。

粉末タイプの場合、水に溶けにくいという場合があるので注意が必要です。

トレーナーメモ:
他にも、卵を原料にして作られている「エッグプロテイン」や、牛肉などのスジ肉やホルモンを原料にして作る「ビーフプロテイン」などがあります。

栄養素がプラスされているプロテイン

プロテインに+αで様々な栄養素が加えられているタイプの商品があります。

栄養素がプラスされているプロテインの特徴

  • よりダイエットに適した成分を加えられているもの(カルニチン)
  • より筋肉が付きやすい様に成分が加えられているもの(HMB)
  • 体力の回復に特化した成分が加えられているもの(グルタミン)

これらの商品は、値段が高めという特徴がありますが、一度に複数の栄養を摂取することが可能になります。

自分の目的に合わせたプロテイン選びを

様々な種類のプロテインを紹介してきました。どのタイプのプロテインを選ぶかは
「どういった目的でプロテインを摂るのか」 というとことを明確化にする必要があります。
それぞれの目標、目的に合わせた「プロテインライフ」を送りましょう!